渓流釣りのお供にジェフベック先生のブロウ・バイ・ブロウは如何でしょうか?私は、定期的に当アルバムを聴きます。釣りの道中のBGMにGOODです。

ジェフベック先生は70歳を超えていますが、今もなお、格好良いです。それは、ギターヒーローに相応しいスタイルを今もなお、ギターテクニックだけでなく、ルックスも含めて維持されているからです。体型もストイックでシャープです。私も、70歳になっても肩だしTシャツを格好良く着たい。サングラスが似合うシルバーになりたい!
渓流釣りのイメージも絡ませてレビューです。
She’s a Woman・・・ビートルズのカバーです。トーキングモジュレータにこの頃のベックはハマっていたのでしょうか。当アルバムでは多用しています。今日はどんなルアー使おうかなとか運転中に思い巡らせるのに良いです。クロマチックな半音階やハンマリング・プリングを多用するあたりはゲイリームーアに影響を与えたんでしょうね。ときどきジェフベックは意外な音を選んだりするように思います。今日は、こういう意外なレンジ攻めようかな?とか意外な色のルアーを思い切って、使ってみようかと挑戦的な思考ができますね。
Air Blower ~ Scatterbrain ~ 哀しみの恋人達
この流れが当アルバムのハイライトです。
Air Blower・・・トンネルの中を川に向かって潜り抜けるようなイメージです。どんな流れがまっているのか?どんな魚がいるのか?思い描きながら草をかき分け前進するイメージです。後半 ちょっとした高巻きが必要で、簡単には川には降りさせてくれない。でも無理しないでくださいよ。釣りは安全第一!
Scatterbrain・・・ジャズ フュージョン ロックを濃厚にクロスオーバーしたスピード感、緊張感がたまらない名曲です。
当アルバムの「動」のハイライトです。緑のトンネルを抜けたら、素晴らしい流れが待っていて大いに期待させてくれる。ルアーを投じる、ヤマメが掛かる、あー グリングリンとシーケンスフレーズに乗って、山女は抵抗する!
タラララタラタラ・・・・
シーケンスフレーズが滅茶格好良いです。
ヤマメが川を高速潜行しているかのような
ドラム、キーボード、ベース各楽器とのバトルが素晴らしいです。
哀しみの恋人達・・・言わずもがな当アルバムの「静」のハイライトです。
尺近い美しいヤマメをバラシタ後のぼーっと喪失したような感じですね。
しかも、来週があるではなく、明日から禁漁を迎えるので来年までお預け!的な感じです(笑)。
スティーヴィー・ワンダーの曲です。むせびなくような音色、人の声でも表現できない、クジラの声のような感じですかね?ジェフベックのギターの泣かせ方が本当に感動的です。
Thelonius (Jeff Beck Cover)・・・こちらもスティーヴィー・ワンダーの曲です。クラビに重なるカッティングも冴えるファンキーな曲ですね。
トーキングモジュレーターがなんとなく、ボンジョビのリビングオンアプレーヤーとかにも影響を与えたのかな?
美しいヤマメをシーズン終盤にバラしたけど、がっかりするなよ。来年頑張れよと励ましてくれているような曲です。まあ、しばらくは、管理釣り場でも行きなよ!と言っているかのようです。
Freeway Jam・・・タイトル通り、ジャムっています。CDよりも後年のキーボードとのバトルのあるバージョンが格好良いですね。ライブの方が、ジャムりまくって弾きまくっています!
Diamond Dust・・・釣りからの家路ですね。
奏でるメロディーは、同じヤードバーズ出身のエリッククラプトンやジミーペイジには到底表現できないベック独自のものではないでしょうか?
音の選び方のセンスの独自性・意外性、フィンガーピッキングとアーミング、ボリューム奏法、ハンマリング・プリングオフを掛け合わせたもので成り立っているので誰にも成しえないジェッフベック独自の奏法です。
一音だけでこれだけ魅惑的な表現ができるのもベックならではでしょうか?
今日の釣りも、たった一回のオリジナリティーのある日だったんだよと言っているような?
もっとも私は、確実に釣果が得られる金太郎飴みたいな釣りしか、ここ数年しておりませんが(笑)。宮川下流ばっかり行っています(笑)。良ければ、YouTubeで視聴して、購入しては?
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